テーマを探す

施設紹介詳細

東日本大震災・原子力災害伝承館

施設概要

 東日本大震災の地震、津波、東京電力福島第一原発事故という未曽有の複合災害の記録や教訓、復興のあゆみを国内外に伝え、将来へ引き継ぐため2020(令和2)年9月20日に開館した県立の施設。館内の映像や展示などの豊富な資料から、震災・原発事故直後から現在までの経過・復興のあゆみの全体像を学ぶことができる。また、被災した住民の生の声を聞き、当時の体験を自分事として体感できる「語り部講話」や津波被災地や原発事故で住民が避難した市街地をバスで巡る「フィールドワーク」、教訓を自分事として未来にどう活かすかを考える振り返り学習の「ワークショップ」といった研修プログラムを提供しており、伝承館を拠点とした総合的な学びが可能となっている。

標準的な見学内容

○館内の見学(※展示エリアに解説員を配置)
 ・プロローグ(原発の建設、震災と原発事故の発生、復興への歩みを7面の大スクリーンで視聴)
 ・災害の始まり(平穏な日常生活が地震、津波、原発事故により大きく変化した状況を時系列でたどる)
 ・原子力発電所事故直後の対応(錯綜する情報、避難生活などの初期対応の記録と記憶を教訓として継承)
 ・県民の想い(平穏な日常生活が震災と原発事故によりどのように変化したのかを証言や思い出の品などで知る)
 ・長期化する原子力災害の影響(除染や中間貯蔵施設、風評被害など、原子力災害の様々な影響と対応について理解する)
 ・復興への挑戦(原発の廃炉、新産業の創出など、困難や逆境に立ち向かい、復興に挑戦する福島県の姿を学ぶ)

○館内見学以外のプログラム ※選択が任意の研修プログラム(有料)。下記①、③、④にはアテンド・ファシリテートを担当するフィールドパートナー(FP)が付く。①と④はフィールドワークや研修語り部講話と併せて申し込む「フルパッケージ」の場合に限り受講できる。
 ①ガイダンス【15分】~研修の流れや目的を共有し、福島で起きた複合災害の概要を端的に説明する。
 ②研修語り部講話【40分】~震災を経験した語り部の生の声を聞き、当時の体験を自分事として体感できる。
 ③フィールドワーク【60分】~双葉町や浪江町の被災地をバスで巡り、各地の現状を見る。
  ☆出発:伝承館(FP乗車)
双葉町・浪江町の沿岸部【車窓】→大平山霊園(慰霊、津波被害の状況)【降車・説明10分】
   →国道6号(一部、帰還困難区域沿い)【車窓】→双葉駅周辺(原発事故で住民が避難した中心市街地の現状を知る)【車窓】
  ★終了:伝承館(FP降車)
 ④ワークショップ(振り返り学習)【60分】~研修を通して知ったこと、感じたことを振り返り、震災・原発事故の教訓を自分事として未来にどう活かすかを考える。
学びのテーマ
  • 震災・原発事故、復興の全体像
  • 原発事故の影響
  • 津波被害
  • 避難指示解除後の地域
  • 防災・減災
学びのポイント
震災・原発事故、復興に関する全体像の把握
自治体名
双葉町
住所
福島県双葉郡双葉町大字中野字高田39
アクセス
常磐自動車道  浪江ICから16分
        常磐双葉ICから10分
        大熊ICから15分
        常磐富岡ICから22分
所要時間
見学のみ:60分(目安)
※ガイダンス:15分
※研修語り部講話:40分
※フィールドワーク:60分
※ワークショップ:60分
受入時間
9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日
火曜日(祝祭日の場合は開館、翌平日に休館)、年末年始(12/29~1/3)
事前予約
個人は不要。20名以上の団体は予約が必要。研修プログラムは3週間前までに予約が必要。
駐車場

※予約:不要
※料金:無料
※台数:大型バス10台、普通車111台
トイレ

各階男女別トイレ1ヶ所 多目的トイレ1ヶ所
備考
※館内見学、研修プログラムを組合わせることにより学年行事規模の受け入れ可能(要相談)